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自己紹介
自分は今年(2020年)で36歳ですが、スイングダンスを始めたのは33歳の時でした。独身。仕事は学校教員。教科は数学で、完全にダンスとは無縁な生活。敷かれた道をひたすら歩いてきた人生は極めて平凡で、仕事以外の刺激はあまりありませんでした。幸いなこと(?)に趣味がお酒とダーツだったので、ある時から飲み歩くことを覚え、刺激を求め積極的に飲み歩いていました。
あるとき英語学習に興味を持ち、マンツーマン型英会話学校に飛び込んで仲良くなった先生からスイングダンスに誘われて、そのとき初めてスイングダンスというものの存在を知った形になります。
最初はおっかなびっくりだったんですが、続けるうちに人生が変わり始め、気が付いたら始める前の自分には想像もできない場所から想像もできない方向に人生を歩んでいるような気がします。ただ残念ながらスイングダンスの腕前は未だそこまでの変化を見せてはいないようです。
スイングダンスの魅力
スイングダンスのどこがそんなに面白いのか、と聞かれると大体こう答えています。
リズムに合わせて体を動かすことが楽しい 運転中に音楽を聴いていて、指をトントンしたことがある人は誰でもこの「リズムに合わせて体を動かす楽しみ」を知っています。
人に見せるダンスと言うよりは自分(たち)が楽しむダンス どんなレベルでも自分とパートナーが楽しければそれでよし。誰も見ていない場所でも音楽とパートナーさえいれば楽しめます。
パートナーとレベル差があっても大丈夫 パートナーにどう思われるか怖い、と思うかもしれませんが、案外気にしません。どうやったら相手に気持ちよく踊ってもらえるだろうかと考える姿勢があれば大丈夫です。
レッスン休んでも他の人には全く影響はない 学校の部活とは違います。スイングダンスは特定のパートナーがいるわけではないので、その人がいなかったら別の人と踊ればいいだけ。レッスンに出ないといけない、というような強制的な雰囲気は全くありません。
人の輪が簡単に広がる 初めて会う人でもとりあえず「踊りませんか?」と声をかけることができます。一緒に踊れば話すきっかけなんていくらでも作れます。「いつからスイングダンスやってるんですか?」「毎週来るんですか?」「どうやったら上手くなれますか?」は、初めての人とよくする会話です。海外から来た人だと「Where are you from?(どこから来たの?)」「What brought you to Japan?(なぜ日本へ?)」「How long have you been dancing?(どれぐらいダンスやってますか?)」です。
自己紹介の時に「趣味はスイングダンスです」と言うと、大体の人が「スイングダンスって何?」と聞くんですが、多くの場合その次に言うのが「すごいなー。でも自分はダンスとかしないなー」とかそんな感じです。自分もスイングダンスを始めるまではそういうタイプだったんですが、新しい趣味としてスイングダンスを始めようと思ってからは、やればやるほどその楽しさが分かってきました。
変わったこと①:英語学習 ~海外ではスイングダンスは人気~
スイングダンスは海外では日本より人気が高く、やっている人は意外と多いです。実際自分が通っているスイングダンスの場では、海外から旅行で来た人が遊びに来たり、日本に住んでいる人が通ってきたりしています。毎週4~5人は居るイメージです。
もちろん英語で話しかけることができますし、日本に住んでいる人であれば日本語も通じるので、コミュニケーションには困りません。話題もスイングダンスという共通のものがあります。
英語目的の関係ではなく、リアルな友人関係を築くことができる。
日常的に英語を使う場面ができる。
ダンスも英語も練習すればするほどできるようになっていって、やればやるほどまたどんどんやりたくなっていくといった感じです。
ダンスを楽しみながら英語も使える。スイングダンスの場とはそういうところです。
変わったこと②:海外旅行 ~どう考えても普通の旅行より楽しくなる~
詳細は別のページで書きますが、マレーシアで国際的なスイングダンスイベントに参加しに行ったときに「まじでスイングダンスすげぇ&やっててよかった!」と思ったことがありました。観光&グルメに加えて、スイングダンスイベントに参加することでき、地元の人とはもちろん、他の国からの参加者とも仲良くなれるし、観光客が絶対行かなさそうなローカルレストランなんかも教えてもらえることがあります。
フツーに観光してフツーに美味しいもの食べるだけでも海外旅行というのは楽しいものですが、それに加えてダンスもできて、地元の人とも仲良くなれて、ひょっとしたらその人たちが日本に来た時にまた一緒に踊れるかもしれない。またもう一度その国に行けばきっと会える。さらに別の国の国際イベントでもまた会えるかもしれない。
スイングダンス始めただけでこんなに世界が広がるとは思いませんでした。
変わったこと③:職業 ~転職のきっかけ~
別にダンスの先生になったわけではありません。スイングダンスを通じて様々な人たち(職業はもちろん、国籍・文化なども含め本当に様々な人たち)と出会い、いろいろな生き方をしている人を見て、「自分の人生ってもっと可能性に溢れているんじゃないか!?一生今のままでなければならない理由なんてあるのか!?」と思うようになっていきました。
ダンスをやってる人はエネルギッシュな人が多いので、自然と生き方も魅力的になっていくのだろうと思っています。
もちろんそういう風に感化されたことだけが教師を辞めた理由ではないんですが、ポジティブな退職理由の一つではあります。
実際退職した後はオーストラリアに語学留学に行きがっつり英語を勉強し、もともと高校生の頃に教師との2択で迷ったプログラマーで転職を成功させました。
スイングダンスをやっていなかったらここまでは来ていなかったと確信しています。
まとめ
なんだかありきたりな「これ始めたら人生変わりました!」的な文章になってしまいましたが、本当にそう感じたらそういう文章になるもんですね。そんな体験をせずにこんな文章書ける人がもし居たら普通にその人の文才すごいと思います。
とにかく、誘われて始めたスイングダンスがこんなにも人生を変える&楽しくなるきっかけを与えてくれるとは思いませんでした。ダンスにまだ少し抵抗があった最初のころと比べると、慣れた今ではなんて気楽にできて楽しいんだろうと感じています。
少しでも「ほんまかいな?」と思った人はぜひ続きのコラムも読んでくれたら幸いです。各パートについて、もう少し共感が持てるように頑張って書いていきたいと思います。